和光につどう教師たちのプロフィール

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教員プロフィール


表現学部 総合文化学科/教授

長尾 洋子 ナガオ ヨウコ

研究分野…文化地理学
最終学歴…お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了
学位…学術博士(総合研究大学院大学)

和光大学リポジトリ
和光3分大学

(最終更新日:2021-05-20)

【職歴】
⼀橋⼤学助⼿、和光⼤学講師、同准教授を経て、2019年より同教授。
2007年から2011年まで国際⽇本⽂化研究センター共同研究員。
2012年京都精華⼤学客員研究員。



【教育活動】
担当科目:「地図の文化学」「旅と観光文化」「文化遺産と社会」「民俗芸能論」「大衆芸能の社会史」「フィールドワークの実践」「文化編成のダイナミクス」(ゼミナール)「エスノグラフィーの世界」(共通教養科目)

・グループワークや学生どうしの相互評価など参加型の授業運営を通して、リテラシーやプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力の向上を図っている。

・フィールドワークの要素を積極的に取り入れることによって、生きた文脈のなかで文化や表現を思考する試みを行っている。



【研究活動】
近現代における日本の地方文化の形成過程をうた、芸能、儀礼の視点から研究している。

とりわけ20世紀前半の文教政策、芸術運動、都市化、消費社会の萌芽、地域振興、統治にまつわる思想と地方文化(その形態、実践主体、意識を含む)との関係について、学際的に研究を進めている。
地域社会をとりまく現代特有の問題(少子高齢化、地域文化とジェンダー、余暇活動のあり方など)についても関心をもっており、文化活動を主な切り口として調査を行っている。

上記を通じ、文化実践、身体、認識、感情、物理的・社会的環境が相互に影響を与えあうなかで、どのような空間が産み出されるのか、行為や現象はいかに意味づけられるのか(あるいは位置づけ直されたり更新されたりするのか)、といった「再文脈化」のプロセスの解明にも取り組んでいる。
また、時‐空間‐実践‐諸力の関係性にアプローチし記述する方法として、〈響き〉の現象と知覚に立脚しつつ批判性をそなえた「空間誌」を提唱。

最近は「カルチャー・スポットの発掘と創出」をテーマに、若者や市民がみずからの生活圏に新鮮さと活力を見出し、創り出すための実践的研究や教育活動も試みている。


【学外活動】
【研究発表】「おわらの組織的プロデュースと祝祭的時空間の構築」(2020年日本地理学会春季学術大会 セッション:地域文化の創造と継承――地方の祭りの近代性をめぐって、2020年3月28日、駒澤大学)
【記念講演】「越中おわら風の盆の地脈―民謡研究の動向と拡がり」(第32回翁久允賞受賞記念講演、2020年2月16日 富山市立図書館本館3階 セミナールーム)
【研究発表】「越中おわらにまつわる物語マネジメント―観光の文脈における〈うたの町〉八尾」(観光学術学会第6回研究集会 「伝統芸能と観光」、 2019年2月17日 神戸女子大学 三宮教育センター)
【一般向講演】「ワシントンDC:首都を彩るフェスティバル」(産学連携プロジェクト「夜カフェ×大学 まちまちトーク・クロッシング(第1回)」、主催:カルチャースポット実行委員会(和光大学、株式会社キープ・ウィルダイニング、西武信用金庫) 、 2018年10月20日 ダブルフォーアパートメント町田店)
【研究発表】「おわら風の盆の古層――「群れる」身体性の再構成はいかにして可能か」(国立民族学博物館研究プロジェクト「音楽する身体間の相互作用を捉える――ミュージッキングの学際的研究」研究会、2018年1月20日 国立民族学博物館)
【パネルディスカッション】科研シンポジウム「観光を通して考える女性の人生」(2017年11月25日 西南女学院大学)
【一般向講演】「獅子、トラ、チャルメラ――民俗文化の国際性」(和光大学連続市民講座2017「日本の中のアジア再発見」、2017年10月17日 和光大学ポプリホール)
【研究発表】「富山における近代詩運動とおわら」(「民謡研究の今日」研究会、2017年9月11日 富山大学)
【一般向講演】「林秋路(はやし・あきじ)とおわら保存会」(「おわらと林秋路―風の盆の画家」展関連イベント(文学講座)、2017年8月26日 高志の国文学館)
【一般向講演】「〈大正の広重〉の描いた私鉄沿線と郊外風景」(オーサーズカフェ、2016年1月9日 ユニコムプラザさがみはら)


所属学会:人文地理学会、日本文化人類学会、観光学術学会、日本ポピュラー音楽学会、東洋音楽学会、お茶の水地理学会、Association for Asian Studies


【著作・論文(及び作品)】
主要著作…
長尾洋子『越中おわら⾵の盆の空間誌 〈うたの町〉からみた近代』ミネルヴァ書房、2019年(第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞)
友原嘉彦編著『女性とツーリズム 観光を通して考える女性の人生』古今書院、 2017年(共著) (担当:「あでやかさの舞台裏―観光資源としての鶴崎踊の成立と地域社会における女性」)

論文…
長尾洋子、畑中朋子、平井宏典「大学と企業の連携による新たな交流機会と場の創出」『和光経済』53(1) pp.17-45 2020年9月

「地域伝統芸能にまつわる物語、地域振興、マネジメント ― 「民謡おわらの街」八尾の事例から」『観光学評論』 7(2) pp.155 - 167 2019年9月
「〈うたの町〉をめぐる近代の空間誌――おわら風の盆の半世紀に耳を澄ます」(総合研究大学院大学 博士論文、 2018年)

その他…
【論考】「墨書のおわら五線譜、セピア色の近代詩運動」『とやま文学』第39号 2021年
【随筆】「おわら風の盆をめぐる新たな風景を探して」『とやま文学』第38号 2020年
【散策ガイド・講義録】長尾洋子編『カルスポ探検へようこそ―和光大学生とめぐって愉しむ文化・場所・歴史』、和光大学長尾研究室 2020年(空色版)
【散策ガイド・講義録】長尾洋子監修『カルスポ探検へようこそ―和光大学生とめぐって愉しむ文化・場所・歴史』、和光大学長尾研究室 2018年(オレンジ版)
【コラム】「大正期熱海旅行とその余韻ーある一家の思い出に寄せて」『市制施行八〇周年記念熱海温泉誌』熱海市 2017年
【書評】「浅草オペラ列伝を読むおもしろさ」『図書新聞』(第3305号) 2017年
【書評】「宮入恭平編著『発表会文化論 アマチュアの表現活動を問う』」『東洋音楽研究』 (81) 2016年


【受賞歴】
第32回翁久允賞、第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞


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