和光につどう教師たちのプロフィール

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教員プロフィール


表現学部 総合文化学科/特任教授

小林 茂 コバヤシ シゲル

研究分野…ドキュメンタリー映画 映画研究
最終学歴…同志社大学法学部政治学科卒
学位…法学士


(最終更新日:2021-11-09)

【職歴】
1979年~1989年 福祉ドキュメンタリ―映画の父と呼ばれる柳澤寿男監督の助監督として活動。
1989~1992年 独立し『阿賀に生きる』(佐藤真監督)の撮影担当。その後、作品歴にある現場にて作品を制作。


【教育活動】
2016年4月、和光大学 表現学部 総合文化学科に特任教授として着任。総合文化学科で映像に関する講義を担当。

主にドキュメンタリー映画を中心に講義をしているが、講義の内容によって劇映画も適宜採用している。

「映像と現代社会」では、現代社会を理解するのに適した映像を鑑賞し、その歴史的背景にも焦点をあてている。

「映画論」では私の実作作品を中心に映画監督・キャメラマンとしての経験を講義している。

また、「映像文化論」では、写真と映像を作者の視点を中心に講義し、映像表現に数多く触れることにより、映像文化を読み解き、身近に感じられるように心がけている。

いずれも、講義の最後には、扱った写真や映画についてのコメントを書いてもらう。とくに、自らの人生と重ねて考える習慣を身につけてもらいたいと思っている。

「地域・同時代を撮る」では、和光大学周辺の歴史や文化を学び、関心あるテーマを決めて、短いドキュメンタリー作品を作ることを目標にしている。そのためには、実際にフィールドを歩いたり、撮影機材の使い方、編集の仕方なども習得している。

ゼミである「映像研究」では、個別あるいはグループで映像作品を制作することを目標にしている。機材の扱いに慣れるために、最初は自由にカメラを回すことから始め、徐々にテーマをもった作品作りへと進む。ドキュメンタリー映画を志向していたが、劇映画の制作に関心を持つ学生も多く、どちらかを選択してもらっている。学生同士で討論し、自主的に活動できるようになることを願っている。自由な発想とそれを達成する困難さを味わい、映画制作の面白さを感じ取ってもらいたい。

卒論・卒制の指導は、個別の考え方に寄り添って、テーマを設定し、作品化する。4年間の総括になるよう指導をしている。

ゼミ生の作品が相模原・町田の大学生が作成する地域情報番組「さがまちバンバン」でしばしば、グランプリに輝いている。また、他の映画祭でも入選するなど、学生の意気が高い。


【研究活動】
ドキュメンタリー映画を監督・製作することが主な仕事なので学術的な研究を特に行っているわけではないが、ドキュメンタリー映画の動向、社会の動向、世界の動向を視野にいれながら、新たなドキュメンタリー映画の地平を模索している。つまり、これまでの、テーマ主義的なドキュメンタリー映画の形態ではなく、劇的な要素も取り入れた「映画」が持つ「時間」と「空間」の面白さを追求しながら、社会的な問題提起にもなるような作品を目指している。


【国際学術交流】
国際映画祭への出品、参加。 山形国際ドキュメンタリー映画祭(1989年~2015年、『阿賀に生きる』『阿賀の記憶』『こどものそら』『ちょっと青空』『わたしの季節』)、韓日青少年映画祭(2000年、韓国)、台湾国際ドキュメンタリー映画祭(2001年、2016年、台北)


【学外活動】
日本映画撮影監督協会(JSC)所属。
2015年日本子ども虐待防止学会にて、「戦争と子どもの虐待」講演。
他、映画上映、講演多数。


【著作・論文(及び作品)】
●主な映画作品
【撮影】『阿賀に生きる』(1992年) 監督:佐藤真 
【撮影】『地域をつむぐ』(1996年) 監督:時枝俊江・岩波映画
【撮影】『農民とともに』(同上)
【撮影】『闇を掘る』 (2001年) 監督:藤本幸久
【撮影】『阿賀の記憶』 (2004年) 監督:佐藤真
【監督・撮影】 『こどものそら』(1977~2000年)
【監督・撮影】 『ちょっと青空』(2001年)
【監督・撮影】 『わたしの季節』(2004年・全国劇場公開)
【監督・撮影】 『チョコラ!』 (2009年・全国劇場公開)
【監督】『風の波紋』 (2015年・全国劇場公開)
【監督】『魂のきせき』(仮題)製作中。

●著作
『ぼくたちは生きているのだ』(2007年、岩波ジュニア新書)
『チョコラ!アフリカの路上に生きる子どもたち』(2008年、岩波ブックレット)
『雪国の幻灯会へようこそ 映画「風の波紋」物語』(2016年、岩波書店)

●写真集
『今日もせっせと生きている』(1982年、風媒社)
『ぱんぱかぱん』(1985年、径書房)
『グラフィック・ドキュメント・スモン』(1989年、日本評論社、共著)
『トゥスビラ・希望―ウガンダに生まれた子どもたち』(1996年、情報センター出版局)

●記事・写真 掲載紙、誌
新潟日報、日本経済新聞社、『アサヒグラフ』(スモン患者の日常、ハンセン病寮養所邑久光明園にかかる長島大橋、アフリカの水銀中毒)、岩波書店『世界』(ウガンダの子どもたち)、集英社『プレイボーイ』グラビア(ウガンダの子どもたち)他多数。


【受賞歴】
『阿賀に生きる』 第4回ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭銀賞、バルヌ映画祭グランプリ、フランス・ベルフォール映画祭最優秀ドキュメンタリー映画賞、サンダンス・フィルムフェスティアバルIN TOKYO グランプリ。山形国際ドキュメンタリー映画祭優秀賞、92年度キネマ旬報日本映画ベストテン3位、日本映画撮影監督協会第一回JSC賞受賞他多数。
『闇を掘る』 ハンガリードキュメンタリー映画祭準グランプリ。
『わたしの季節』 毎日映画コンクール記録文化映画賞、文化庁映画大賞、山路ふみ子福祉映画賞


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