和光につどう教師たちのプロフィール

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教員プロフィール


表現学部 総合文化学科/准教授

阿部 明子 アベ アキコ

研究分野…言語学・英語学
最終学歴…津田塾大学大学院後期博士課程単位取得退学
学位…修士(文学)


(最終更新日:2018-04-01)

【教育活動】
・2014年4月、和光大学表現学部総合文化学科に、英語学の講師として着任

総合文化学科において、主として言語学・英語学分野に関する講義と外国語科目を担当している。英語学入門のための講義である「英語学序論」では、専門を学ぶ足がかりとして、英語が示す興味深い言語現象を取り上げ、英語を学術的な視点から眺めることの面白さを伝えている。また、英語学の専門性を深める科目の一つである「英語の歴史」では、英語の外的歴史と内的歴史の両面に関する基本事項を扱うだけではなく、英語科教職免許の選択科目であるという科目の性格も踏まえ、英語を史的に学ぶことで、現代英語に対するより深い理解が得られるよう努めている。

ゼミ及び卒業論文の指導においては、学生の自主性を重んじ、学生各人が自身の興味・関心に基づき、言語学・英語学の様々な分野の中からテーマを選択できるようにしている。また、口頭発表やレポート作成等の様々な活動を通して、目標に向かって自ら研究を進めていくための計画立案能力や文献をしっかり理解するための読解力、自分の意見をしっかりと伝えるための自己表現力といった能力が身につくよう指導することを心がけている。

外国語科目では、英語での日常的な実践的コミュニケーション能力の向上を目指し、基本的な文法事項を確認しながらも、毎時間、ペアワークやグループワークでの会話表現練習を取り入れ、表現力を定着させることができるように工夫している。


【研究活動】
英語学のなかでも、構文の形式と意味が中心的な研究分野で、具体的な研究テーマとしては、結果構文、Way構文、Time-away構文、使役移動構文等の特殊構文があげられる。これらの特殊構文は、たとえば[動詞(makeなど) +one’s way]という形から「苦労しながら道を進む」という特別な意味が生じるように、特定の形式に特定の意味が結びついているという共通した特徴を有するものの、どの構文をとってみても決して等質的ではなく、これら個々の構文の特性および類似した構文間の関係性をどう捉えるかということがしばしば論争の的となっている。このような複雑な構文現象をめぐるさまざまな問いに答えていくためには、まず各構文の本質的な特徴の徹底的な解明が必要であるが、実際に用いられる多くの言語データの観察から得られた記述的一般化に適切な説明的妥当性を与えることで理論構築を進めている。そして、先行文献やネイティヴチェックを通して考察することに加え、信頼のおけるコーパスで実際の例文を探すという作業も行い、様々な観点からの考察を行っている。

また、これらの英語の特殊構文の研究で得られた知見をもとに、英語以外の言語の特殊構文の考察を行い、言語の普遍性と多様性の解明に貢献するような研究、すなわち、人間言語に共通した性質とは何なのか、実際の言語形式はどのような形が普遍的に好まれるのか、また、どのようなところで多様性がでてくるのかということを明らかにしようとしている。


【学外活動】
所属学会
・日本英語学会会員、日本言語学会会員、日本英文学会会員、英語語法文法学会会員、日本英語英文学会評議員、欧米言語文化学会編集委員
学会発表
・津田塾大学言語文化研究所 英語の共時的及び通時的研究の会 プロジェクト発足二十五周年記念大会(2011年8月27日、津田塾大学)での発表(「結果構文とその関連構文について」)
・欧米言語文化学会第3 回大会, シンポジウム「教室で生かす英語学」(2011年9月4日、日本大学)での発表(「結果構文における一考察―Time-away構文およびWay構文との関係性をめぐって―」)


【著作・論文(及び作品)】
著作…
・藤田崇夫, 鈴木繁幸, 松倉信幸(編)『英語と英語教育の眺望』DTP出版, 2010年.
執筆担当:「結果構文とTime-away構文の位置づけ」, pp.215-228.
・佐藤響子, 井川壽子, 鈴木芳枝, 古谷孝子, 松谷明美, 都田青子, 守田美子(編)『ことばの事実をみつめて:言語研究の理論と実証』開拓社, 2011年.
執筆担当:「結果構文再考―関連構文を考える―」, pp.264-274.
・池内正幸, 郷路拓也(編)『生成言語研究の現在』ひつじ書房, 2013年.
執筆担当:「結果構文とその関連構文について」, pp. 163-178.
・渋谷和郎, 野村忠央, 土井峻(編)『英語と文学、教育の視座』DTP出版, 2015年.
執筆担当:「英語の結果構文における「程度」読み解釈に関する一考察」, pp.192-203.

論文…
・“The Derivation of the One’s Way-Constructions: the Mechanism of the Extension,” JELS 26, pp.1-10 日本英語学会, 2009年.
・「構文間の関係―Time-away 構文・結果構文・Way構文を中心に―」, 『欧米言語文化研究Fortuna』第21号, pp.17-31, 欧米言語文化学会, 2010年.
・“A Study of the English Resultative and Related Constructions,”後期博士課程終了報告論文,津田塾大学,2011年


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