和光につどう教師たちのプロフィール

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教員プロフィール


現代人間学部 人間科学科/教授

中力 えり チュウリキ エリ

研究分野…社会学(言語社会学、国際社会学)
最終学歴…フランス・ストラスブール第二大学博士課程修了
学位…社会学・社会科学博士

和光大学リポジトリ
和光3分大学

(最終更新日:2022-06-30)

【教育活動】
2004年4月、和光大学人間関係学部人間関係学科に専任講師として着任。2009年4月より、現代人間学部現代社会学科准教授。2018年4月より現代社会学科教授、2021年4月より人間科学科教授、現在に至る。

担当科目は、「言語と社会」、「マイノリティと言語」、「現代ヨーロッパ社会論」などの専門科目、「プロゼミ」(1年生)などの基礎科目、「社会学」、「国際関係学」などの現代人間学部共通科目。

フィールドワーク:沖縄(2009年度)、ベルリン・パリ(2013年度)、ブリュッセル・パリ・ストラスブール(2019年度)



【研究活動】
フランス、特にアルザス地方における言語問題やバイリンガル教育をめぐる論争、その実態などについてとりあげ、現地調査を実施して分析を行ってきた。また、EU統合下の移住女性とケアの政治についてや、移住家事労働者とILOの189号条約をめぐって、他の研究者と一緒に研究を進めてきた。
近年では、EUの循環移民政策と移住労働者の国籍変更戦略について、共同研究を実施している。



【学外活動】
日本社会学会会員(2009年11月〜2012年11月 国際交流委員会委員)
関東社会学会会員


【著作・論文(及び作品)】
著書(共著)…
・「フランス共和国とエスニック統計」宮島喬・杉原名穂子・本田量久編『公正な社会とは――ジェンダー、エスニシティ、教育の視点から』人文書院、2012年、180〜198頁。
・「統合ヨーロッパにおける家事労働振興政策と189号条約―ブリュッセルとジュネーヴのあいだ」伊藤るり編『家事労働の国際社会学』人文書院、2020年、164~185頁。

論文…
・「フランスにおける『対人サービス』政策と社会的結束」国際移動とジェンダー(IMAGE)研究会編『仏伊独における移住家事・介護労働者――就労実態、制度、地位をめぐる交渉』、2012年、15〜30頁。
・「EUの雇用政策・社会政策の変容とフランスの『対人サービス』政策」『和光大学現代人間学部紀要』第6号、2013年3月、81〜95頁。
・La légitimation du bilinguisme par l’école, in Michel Bentz et al. (dir.), Devenir Alsacien (Transverse 4) , as2emi transverse édition, 2014, pp.147-166.
・「EUにおける『対人サービス』振興政策の背景と課題――フランスとベルギーのバウチャー制度の比較を中心に」『和光大学現代人間学部紀要』第10号、2017年、25〜40頁。
・「EUの境界再考――域内国境地域・フランス北東部と域外国境地域・モルドヴァにおける人の移動から」『「ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間』、2014~2016年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究C 研究成果報告書、2017年、53~71頁。
・「EUにおける家事労働サービス分野の拡大と移住・家事労働者の権利保障をめぐって」『移住家事労働者とILO189号条約――組織化・権利保障・トランスナショナルな連帯』、2015~2017年度日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究A(海外学術)プロジェクト最終報告書、2018年、123~134頁。
・「EUの循環移民政策と移住労働者―モルドヴァの事例を通して」『和光大学現代人間学部紀要』第12号、2019年、83~98頁。

翻訳…
・ルイ=ジャン・カルヴェ(砂野幸稔、今井勉、西山教行、佐野直子、中力えり訳)『言語戦争と言語政策』三元社、2010年。
・パトリック・ヴェイユ(宮島喬、大嶋厚、中力えり、村上一基訳)『フランス人とは何か―国籍をめぐる包摂と排除のポリティクス』明石書店、2019年。

事典…
・日本社会学会 理論応用事典刊行委員会編、『社会学理論応用事典』丸善出版、2017年。
 [「多言語主義と複言語主義」担当:766~767頁]

教科書…
宇都宮京子、西澤晃彦編著、『よくわかる社会学』第3版、ミネルヴァ書房、2020年。
 Ⅹ グローバル社会とエスニシティをめぐる社会学 120~127頁
  1.「エスニシティ」とは何か;2.国民国家とその課題;3.難民・移民をめぐる諸問題;4.多文化社会とその課題



【外部研究資金の獲得】
<2009年度~>
・2009年度~2011年度、科学研究費 挑戦的萌芽研究(「『越境的文化』と文化的アイデンティティの『領域性』再考」)研究代表者
・2009年度~2011年度、科学研究費 基盤研究(A) 海外学術調査(「仏独伊における移住家事・介護労働者――就労実態、制度、地位をめぐる交渉」研究代表者:伊藤るり)研究分担者
・2012年度~2014年度、科学研究費 基盤研究(A) 海外学術調査(「EU統合下の移住女性とケアの政治――仏独伊の事例を手がかりに」研究代表者:伊藤るり)研究分担者
・2014年度~2016年度、科学研究費 基盤研究(C)(「ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間」研究代表者:定松文)研究分担者
・2015年度~2017年度、科学研究費 基盤研究(A) 海外学術調査(「移住家事労働者とILO189号条約――組織化・権利保障・トランスナショナルな連帯」研究代表者:伊藤るり)研究分担者
・2018年度~2022年度、科学研究費 基盤研究(C) (「EUの循環移民政策と移住労働者の国籍変更戦略――イタリアの東欧出身者を事例として」)研究代表者


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